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あめとロイヤルカナン

by 広瀬裕子(エッセイスト)

家を空ける時は、黒ねこのあめは、シッターさんにお世話をお願いしています。いままで一番長い不在は1週間。海外への旅でした。多くのシッターさんがそうであるように、留守中の様子を写真入りのメールで報告してくれるので、旅行中も不安はありません。それでも、1週間離れるのははじめてのこと。「さみしいかな?」と旅行前は心配していました。が、当のねこは、シッターさんと仲よくなり、それなりに楽しんでいるようでした。

帰国後、最初にしたのは、あめのご機嫌とりです。ご機嫌とりというか、わたしが構ってもらうというか ── 。そのとき、シッターさんのメモとともに置いてあったもの。それが、ロイヤルカナンでした。ロイヤルカナンのフードとわたし、いえ、ロイヤルカナンのフードとあめのはじめての出合いです。1週間シッターさんがあめを見つづけてくれた後「こちらのフードいかがですか?」と勧めてくれたのです。

「お勧め」ということもあり、あたらしいフードを試してみることにしました。すると、10日もしないうちに黒い毛は健康で艶やか。
 
ねこは体がちいさい分、食べ物の影響がでやすいのでしょうね。これから歳を重ねていくこともあり、健康に気をつけていかなくては、と改めて思いました。それには、食生活が大切です。それをきっかけにロイヤルカナンのフードを選ぶようになりました。

手にしているのは、その時その時に合わせたものです。インドア、センシブル、ヘアー&スキンケアなど。様子と年齢を見ながら、取り寄せています。
フードをボールにいれる音が響くと、あめは軽い足取りでやってきます。そして、わたしの顔をちらりと見て「カリカリカリカリ」と。かろやかな音をさせ食べはじめます。その音を耳にすると「今日もちゃんと食べてくれてうれしい」と、そんな思いが湧いてきます。

あめは、いままで、大きな病気をしたことがないため、いつまでも若い気でいましたが、気がつくと15歳です。人の年齢に換算するとわたしと同年代。わたし自身が「いままでとちがう」と体に対し感じるように、言葉にはできませんが、あめもそう思っているはずです。
 
以前は、カーテンレールほどの高いところにも上がっていましたが、いまは、テーブルに飛び乗るのも慎重です。テーブルから下りるときは、イス経由で床へ。眠っている時間も長くなり「スキあらば外へ」もなくなりました。黒い毛のなかに白いものを見つけることもあります。わたしと同じです。ねこも、人も、歳を重ねると変化や行動が、似てくるようです。

ここ数年は、長い間、家を空けないようにしています。長い旅へでるより、あめとできるだけ過ごしたいと考えています。帰りが遅くなる時は「今日はおそくなるからね」と伝え、いたずらすることなく過ごした日は「さすが」と言葉をかけます。そういうとき、あめは、目を細めます。
「お互いを思いやりながら」と、言いたいところですが、当然ですが、そういう日ばかりではなく、部屋を走り回り、大事にしている布張りのイスで爪とぎをします。でも、それも元気だからこそ ── 。

  これから先の時間、いっしょにすごせる時間がかぎられているからこそ、できるだけ健やかにすごせるように、と思います。やがて別れの日がきても「ありがとう」と言えるように。

よく食べ、よく眠り、よく動く。ねこも人も基本となる大切なことは同じです。これからも、あめのそばには、ロイヤルカナンのフードがあるでしょう。

-Profile-

広瀬 裕子

エッセイスト、設計事務所共同代表、other:代表、空間デザイン・ディレクター。東京、葉山、鎌倉、瀬戸内を経て、2023年から再び東京在住。現在は執筆を中心に設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどの空間設計のディレクションにも携わる。近著に『60歳からあたらしい私』(扶桑社)ほか多数。インスタグラム@yukohirose19