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ペルシャの特徴・性格・飼い方・フードの選び方

<目次>



ペルシャの基礎知識

奏でるような愛らしい鳴き声を持っていますが、ペルシャは知的な表現を用いて飼い主とコミュニケーションを取ることを好みます。

ペルシャは優しくて温和な性質を持ち、もの静かなので、一緒に暮らすのが容易です。そのため、子供たちにブラッシングされたり、愛撫されたりするのは好きですが、一緒に騒々しい遊びをすることはほとんどありません。

ペルシャは習慣の生き物であり、落ち着いた雰囲気が好きで優しく扱われるのを好みます。安全な地上にいることを好み、高いところに登ることはあまりありません。おもちゃ遊びにも熱中しますが、お気に入りの場所で静かに横になるのも遊ぶのと同じくらい大好きです。

出典:World Cat Congress (WCC)による主要な事実と特性



ペルシャの特徴

  • 静かな家に最適
  • 頻繁なグルーミングが必要
  • 室内飼育に最適



ペルシャの性格

のんびりじっとしていることが多いペルシャは、集合住宅で飼うのに最適です。
オーナーさんとのつながりが非常に強いのも特徴です。
ほかの犬や猫、人間の子供との相性もよいといわれていますが、人見知りも強い猫種です。
孤独を苦にせず、ソフトな声を持ちますがほとんど鳴くことはありません。



体のサイズ

オスの体重は kg、メスの体重は kgくらいです。



ペルシャの歴史・起源

世界で最も有名なこの猫種の名前は古代ペルシャの魅惑的な帝国に由来していますが、この猫の起源自体はペルシャではありません。ペルシャ猫の起源については、正確なことは分かっていません。ほとんどの専門家は、長毛種の誕生は遺伝子の突然変異によるもので、長毛種にさまざまな種類があるのはヨーロッパの野生の猫とマヌルネコとの交配の結果であると考えています。野生のマヌルネコはカスピ海周辺で発見されているほか、中央アジアの草原に生息していることも知られています。

長毛種の猫は、17世紀にはトルコとペルシャの両方で記録されています。現在みられるペルシャ猫は、おそらくいくつかの異なる品種の系統を引いており、さらに非常に長い年月にわたる献身的なブリーダーの努力の賜物です。1871年にロンドンのクリスタルパレスで披露されると、ペルシャの祖先はヨーロッパの上流階級の間で瞬く間に人気を博し、その後もその人気は陰ることを知りません。

ヨーロッパでは、長毛種の猫は16世紀半ばまで知られていませんでした。
17世紀になり、イタリア人のピエトロ・デラ・ヴァレが当時のペルシャ(現イラン)から、現在のペルシャ猫の原型となる猫をイタリアに持ち込みました。そのあと、フランスのエクサン プロバンス州議会の相談役であったニコラス・クロード・ファブリ・デ・ペイレスクがトルコからアンゴラタイプと推測される2頭の猫を持ち帰り、ヨーロッパ貴族の間で大いに珍重されました。ルイ15世も、ホワイト アンゴラのペルシャ猫を飼っていたと伝えられています。

英国のブリーダーたちは選択繁殖プログラムも導入し、被毛改善のためにアンゴラとの異種交配を行いました。これに加え、毛色とパターンを増やす系統的育種が続けられ、現在では200以上のバラエティがあります。

このような背景から、ブラック、ホワイトとブルーのペルシャの交配から生まれた「スモーク ペルシャ」が、1872年にブライトンで発表されました。1888年には、「シルバー」という名前の猫が、初のチンチラ ペルシャとしてロンドンで発表されています。米国で「ヒマラヤン」と呼ばれているカラーポイント ペルシャは1920年ごろに登場しましたが、TICAではこれを異系猫と位置づけ、ドイツではクメールに分類しています。100年以上前に登場したタビー ペルシャは、1927年パリのキャットショーに「タイガー」として出陳されています。

また19世紀には、英国のブリーダーたちがもっとも丸く身体の大きい猫を選択繁殖しました。1930年ごろには、米国のブリーダーたちが非常に四肢の短い「ピークフェイス」(ペキニーズ犬にちなんで名づけられました)と呼ばれるタイプを繁殖しています。

ペルシャはおそらくほかのどの猫種よりも広く知られている猫種であり、「バーミヤン」と「ブリティッシュ ショートヘアー」を作るのに使われたと考えられています。

日本では飼育されている猫の約1.2%を占め、純血種のなかでは第3位の人気です(ペットフード協会:2020年全国犬猫飼育実態調査より)。



毛色の種類

縞模様やタビーマーキングのないソリッドコートでは、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド、各色のタビー、またバイカラーやキャリコ、スモークと呼ばれる毛の生え際は真っ白で、先端が一番濃い毛色など、200以上もの毛色、模様のバリエーションがあります。

チンチラ、ヒマラヤンは、ペルシャのカラーバリエーションですが、TICAでは、ヒマラヤンは、別ブリードとして登録されています。
チンチラは、目がグリーンで、シェーデッドカラーのシルバーまたはゴールド、ヒマラヤンは、目がブルーで、ポインテッドカラーです。



品種固有の情報

不明
被毛
長毛種
サイズ区分
中型
平均寿命
12–17 歳

もの静かな / 穏やか / 愛嬌がある / 愛情深い



ペルシャの飼い方、育て方

ペルシャの生涯の各段階におけるケアの方法を見てみましょう。


2歳まで

ペルシャの子猫

ペルシャは優しく温和なため、その子猫も家庭に容易に馴染むことができます。


必要な生活環境

ペルシャの子猫は、2歳ごろになるまで成猫にはなりません。落ち着いた気性のためどのような環境でも快適に過ごせますが、にぎやかな環境より、穏やかで静かな家庭をはるかに好みます。地面の近くにいることを好むため、この品種にはキャット タワーは必要ありません。

幼い子どもに忍耐強く接することができますが、乱暴な行動からは身をかわすため、交流は大人の監督下で穏やかに行う必要があります。また、猫が遊びに興味を失った場合に自由に移動できるスペースが必要です。そうでないと不安になり、その後の交流を避ける可能性があります。


2歳以上

ペルシャの成猫

どことなく悲しげな表情とは裏腹に、ペルシャの成猫は愛嬌があって愛情深く、家族の誰とでも簡単に仲良くなります。人間からの注目をあまり必要とせず、飼い主が家にいてもいなくても1人で楽しく時間を過ごします。


グルーミング

根本から密集して生えた長くて豪華な被毛は、ペルシャ猫の特徴です。首周りの毛の長さは20cmに達することもあります。他の品種よりはるかにグルーミングの必要性が高く、敏感な皮膚の健康を維持するための入念なケアも必要です。毛のもつれやからみを防いで、抜け毛を取り除き、被毛を健康に保つために、毎日のブラッシングをおすすめします。

ペルシャはおっとりした気質であるため、成猫になっても屋外での冒険よりも屋内で過ごすことを好みます。飼い猫は一年中毛が抜け替わるものですが、ペルシャの被毛は長くて密集していることもあり、毛玉ができやすくなります。定期的なグルーミングは、毛玉のリスクを減らし、胃腸の問題が生じる可能性を防ぐのに大切です。

ゴージャスな首の周りの毛は、ペルシャのたたずまいや動作に壮麗さや優雅さを添えています。ペルシャは、ヨーロッパでは、唯一の長毛種として認められています(メインクーンなどは“セミロング”に分類されています)。

また、ペルシャの毛は、すべて一本につなぐと370mにもなるそうです。換毛期(春と夏)は、特に注意してブラッシングする必要があります。


ペルシャの健康

短頭種のペルシャは短い顔と鼻を持った品種として繁殖されてきました。そのため、呼吸困難や目の問題のような健康上の問題のリスクを抱えています。ペルシャは短頭種気道症候群になりやすい傾向があります。この病気になると、鼻孔狭窄と気管形成不全の症状を合わせて発症します。


ヘアボールケアも大切です

猫は、グルーミングで舐めとった毛の2/3を飲み込んでしまうという報告があります。被毛の量が多くて長いペルシャの場合、グルーミングでかなりの量を飲み込んでしまうことになります。飲み込んだ毛は、うんちと一緒に体外に排出されるか、吐き出されますが、排出されずに胃の中にたまったものは毛玉と呼ばれ、たまりすぎると、食欲の低下や嘔吐などを起こす可能性があります。場合によっては、生命の危険に関わることもあるので、毛がスムーズに体外に排出されるようなケアが大切です。
複数の食物繊維をバランスよく配合したフードは、毛玉の排出に効果があるとの報告がありますので、フード選びの際に考慮してみるといいでしょう。


健康維持のために注意することは?

ペルシャなどの短頭種の猫は、常に涙が出ていますので、定期的に拭いてあげないと涙やけができてしまうことがあります。 涙は、目の炎症や怪我、感染症などいろいろな理由で、分泌量が多くなります。でも短頭種の猫の場合、そうした涙の分泌が多くなるという理由ではありません。目と鼻をつなぐ鼻涙管という管があり、涙の分泌量が多くなるとこの管を通って涙が鼻に抜けるようになっています。ところが、短頭であることから、鼻涙管を通して涙が、鼻に抜けにくいため、排出が通常の猫のように行われず、排出しきれなかった涙が目頭にあふれるようになってしまうことが原因です。

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ペルシャの年齢(ライフステージ)にあった食事の選び方

ペルシャの猫種としての特徴を考えると、長く艶やかな被毛と高密度のアンダーコートを健康的に維持すること、ヘアボールケア、ペルシャの口と顎の形に配慮した食べやすさ、に配慮したフードを選ぶといいでしょう。


  • 長く被毛と高密度のアンダーコートを美しく維持するには?
  • ある報告によると、猫が食事から摂取したタンパク質の約25~30%もが皮膚や被毛のために使われるそうです。ですから、ペルシャの長くて密集した被毛を健康的に維持するには、十分なタンパク質の摂取が欠かせません。
    皮膚の角質や被毛は、ケラチンというタンパク質から作られています。ケラチンは、タンパク質に含まれている18種類のアミノ酸から生成されています。
    消化分解されないタンパク質は、腸で吸収されず、栄養素として利用することができませんので、消化性が高いタンパク質を与えることが大切です。

    また、ソフトな被毛をしなやかに保つためには、EPAやDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸とガンマリノレン酸(ルリチシャ油に含まれる)などのオメガ6系不飽和脂肪酸が役に立ちます。猫は、オメガ3系とオメガ6系の脂肪酸は体内で合成できないため、必ず食事から摂取する必要があり必須脂肪酸とよばれています。


  • 毛玉の排出をスムーズにするには?
  • 適切な種類とバランスの食物繊維を含む食事は、飲み込んだ毛をうんちと一緒に排泄しやすくすることで毛玉の形成を抑え、吐きもどしの回数を減らすことに役立ちます。

    食物繊維には、水に溶けるかどうか、腸内細菌によって分解されるかどうかによって複数の種類があり、それぞれ、腸内環境を改善したり、蠕動運動を起こして便通の改善を行ったりなど、異なる働きがあります。こうした働きの異なる食物繊維を複数バランスよく組み合わせることで、毛玉排出をサポートすることができます。適切なバランスで食物繊維の種類や量を調整した食事では、うんちに排出される毛玉が2倍もなったという報告があります(Dann 2004)。


  • 毛玉の排出に効果的な2種類の食物繊維
  • 毛玉を効果的にうんちから排出するには、1.飲み込んだ毛をからめとる、2.スムーズな排泄を促す、という2つの働きが重要です。

    1.飲み込んだ毛をからめとる・・・水分を吸収するとネバネバする可溶性食物繊維(サイリウム)
    2.排泄を促す・・・水分を吸収すると膨らんで蝶動運動を促す不溶性植物繊維(微細化セルロース)


  • ペルシャという猫種にとっての栄養バランス
  • ペルシャという猫種にぴったり合った栄養バランスのフードを選ぶとき、大切なことは栄養素のバランスであって、素材が何であるかは、重要ではありません。ペルシャに最適な栄養バランスになるよう様々な素材を組み合わせたフードがオススメです。


  • ペルシャにとっての食べやすさ、美味しさの重要性
  • どんなに健康によいフードでも食べてくれなければ、意味がありません。人間目線ではなく、ペルシャの目線から、食べやすく、食欲をそそるフードであることが大切です。
    猫にとっての美味しさは、人間とは異なり、匂い、食感、タンパク質の含有比率の高さなどが重要な要素になります。
    また、ペルシャは、舌の裏を使ってフードを捕らえるという特徴的な食べ方をします。そのため、その特徴的な食べ方にあったキブル(粒)の形であることが食べやすさを左右します。

健やかな生活の始まり

子猫期は、肉体的にも行動的にも大きな変化がある時であり、新しいオーナーにとって多くのことを学ぶ時でもあります。子猫が人生の最高のスタートを切り、力強く成長できるようにする方法を見つけてましょう。

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愛猫のための健康アドバイス

猫の生涯のあらゆる段階で最善のケアを提供する方法についてアドバイスや情報を入手。

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