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短毛の猫とそのケアについて知っておくべき6つのこと

新しい猫を迎える前に、長毛、短毛の猫種のグルーミングには、どちらも一長一短があることを把握しておきましょう。長毛の猫を飼う場合は、グルーミングしてあげられる時間がないかもしれません。その場合、短毛の猫種を飼う猫を選ぶと良いでしょう。

短毛の猫種であっても、グルーミングは飼い主のケアが必要です。飼い主として責任を持ち、猫の毛並みを健康でつやつやに保てるようにしてあげましょう。

短毛の猫の特徴やニーズについて理解を深めることができる情報をご紹介します。

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5分
家のバスケットにいるアビシニアンの子猫

 

1. あらゆる形と大きさ

数ある短毛の猫種から、今後長年を一緒に過ごす猫を選べることがわかり、嬉しくなる方もおられるでしょう。この記事では、人懐っこい猫種から活発な猫種まで、グルーミングのお手入れが他の猫種ほど必要ないことで知られる4つの猫種をご紹介します。

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アビシニアン

愛情深い性格のアビシニアンは、グルーミングをほとんど必要としません。週に1回のブラッシングで、毛並みが輝き、清潔に保たれます。常に好奇心の強い活発な猫であるため、遊ぶことに時間を設けることができます。

純血種のアビシニアン猫
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ベンガル

短毛で模様が入ったベンガルは、少し野性的な性格で、遊び好きな気質にぴったりです。また、ベンガルは非常に社交的で、他のペットや家族と仲良くできます。お察しの通り、その輝くような被毛はほとんど手入れを必要とせず、週に1回のブラッシングで十分で、抜け毛も最小限です。

屋内にいるベンガル猫
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バーミーズ

短毛で滑らかな毛並みのバーミーズは、とても魅力に溢れる猫種です。自信に満ちた性格で、飼い主のそばにいながら遊んだり、高いところに飛び乗ることを好みます。その特徴的な外見と愛情深い性格から、バーミーズは人気の猫種となりました。バーミーズのさらに良い特徴は、グルーミングの必要性が最小限であることです。輝きを保つために柔らかいブラシで週1回ブラッシングする程度で十分です。

室内のソファに横たわるビルマ猫
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シャム

シャム猫は、短く光沢のある毛皮と大きく先のとがった耳が特徴的です。ブラッシングに関しては、抜け毛を取り除くために週に1回コーミングしてあげます。また、抜け毛もあまりありません。

家にいるシャムの子猫

2. グルーミングのお手伝い

子猫から老猫まで、猫のグルーミングに関しては飼い主のサポートが必要です。良い習慣を身に付けるのが早ければ早いほど、グルーミングに対して安心感を抱くようになります。また、愛猫に合った適切なツールを用意することも大切です。

グルーミングの必要性が最小限であっても、猫の被毛を清潔に保つことは全体的なウェルビーイングにとって重要です。猫は自身でグルーミングを行いますが、手入れをしてあげるとさらに快適に過ごすことができます。ゴロゴロと喉を鳴らしてお礼を言ってくれるかもしれません。

短毛の猫のグルーミングには、外見を保つ以外にも次のような良い効果があります。

● 1対1の時間を確保できる
● 猫の血行の刺激に役立つ
● 筋緊張の改善に役立つ
● 滑らかな被毛はクッション性を向上する

Icons/Hunt/16

グルーミングは、猫の毛をブラッシングするだけではありません。耳の中を確認して掃除し、定期的に(できれば毎日)歯を磨き、必要に応じて爪を切ってあげましょう。

グルーミングは猫にとって快適であるべきですが、猫が不快感を示していないかどうかを確認する必要があります。以下のようなサインに気をつけてください。

● 過度の尻尾のけいれん
● 耳の位置の変化
● あなたから逃げようとする

猫が嫌がっている場合は、グルーミングを終わらせます。次回また挑戦しましょう。

3. 短毛の猫と人間のアレルギー

猫アレルギーに関しては、一般的な考えに反し、100%低アレルギーの猫は存在しません。

アレルギーの原因となる抗原は、猫の被毛ではありません。Fel d 1と呼ばれるアレルギー性タンパク質を介して、猫の唾液と猫のフケから発生します。すべての猫がこの物質を生成するため、猫が自分で毛づくろいをすると、被毛やフケに移ります。その結果、家じゅうに広がり、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。

アレルギーがあるからといって、短毛の猫と一緒に暮らせないというわけではありません。定期的に(できれば屋外で)毛をブラッシングすると、毛やフケを最小限に抑えることができます。掃除機を使う回数を増やすことも、家を毛のない状態にする上で役立ちます。

撫でられて寝そべっている猫

4. 健康的な体重を維持する

短毛の猫は体が被毛で隠れないため、体重の減少がすぐにわかるでしょう。最適な体重を維持し、栄養価の高い食事を与えることで、猫の全体的な健康とウェルビーイングを維持することができます。毎日の食事量を増やす必要がある場合は、獣医師に相談してください。肥満を避ける方法についてもアドバイスを受けることができます。
バスケットの上で休む猫

5. 寒さを防ぐ

被毛が密集している猫であっても、寒さに対して耐性がありません。短毛の猫は毛皮による断熱効果が低いため、寒さの影響を受けやすいと考えられます。
椅子に座っている灰色の猫

猫が寒さを感じていることを示す一般的な兆候には、次のようなものがあります。

  • 震え。人間と同様に、周囲が十分に暖かくないと猫も震えます
  • 精神的能力の低下。いつもより警戒心が薄れているようであれば、猫の身体を温めてあげる必要があるサインかもしれません。
  • 身体の一部が冷たい。猫の足、耳の先端、尻尾がいつもより冷たいと感じる場合、身体に異常がある可能性があります
  • 衰弱

6. 全天候型でオールシーズン:居心地の良い場所を保つ

猫が屋内で暖かく過ごす時間が増えている場合は、快適な空間づくりに取り組みましょう。暖房付きのベッドにするのも良いですが、ベッドで一緒に丸まって寝てあげるのもよいでしょう。スフィンクスなどの短毛の猫や無毛の猫を飼う場合、猫の肌に優しい、柔らかく心地よい素材の服を着せる必要がある場合もあります。

そうは言っても、寒い時期に猫の体重が増えないように注意しましょう。寒い時期以外に外で過ごすことに慣れている場合、運動不足から体重増加につながる可能性があります。室内でもアクティブに過ごせるように、遊ぶ時間を作ってあげましょう。

キャットタワーに座っているアメリカン ショートヘアー

日光浴

それでも外が気になる様子であれば、すきま風の入らない窓のそばにキャットツリーを設置すると良いでしょう。外が寒くても、猫は太陽の光を楽しむことができます。

暖かい季節となると、話は別です。短毛の猫は余分な被毛に悩まされることはありませんが、猫が日焼けしないように日焼け止めを使ってあげることを考えましょう。

 

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