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猫の妊娠中にペットオーナーが気をつけること

ご自宅で飼育している猫が子猫を授かったことに気づいたら、新しい命への期待の一方で、母体の健康も気になるはずです。猫の妊娠期間中は、体重や体調に大きな変化が訪れますので、しっかりと管理し、与える食事に気を配るなど、健康を注意深く見守ることが重要です。母猫と生まれてくる子猫たちが元気に最善のスタートを切れるよう、妊娠期間中の母猫に訪れる変化と、適切な食事の与え方を紹介します。
Pregnant cat lying down outdoors on a stone step.

猫の妊娠中に必要なことは「体重の管理」

母猫は妊娠後、体に脂肪を蓄えるようになり、体重が増えていきます。これはお腹の中の子猫へ十分な栄養を与え、さらに出産後の授乳のための栄養分を蓄えるためです。

しかし、妊娠中に必要以上に栄養を摂り、過度に太ってしまうと、母猫のその後の健康に悪影響を与えかねません。注意深く見守り、体重を管理する必要があります。肥満が原因で、子猫を出産するときに合併症を起こすリスクや、出産後に母猫に健康上の問題が生じてしまう場合もあるからです。

猫の妊娠期間は61~72日で、平均では約65日とされています。妊娠してから40日を過ぎてくると、お腹の中で育つ子猫の体重も加算されていきますので、母猫自身の体重増加は、40日前後までに計測してその変化をみていきます。このときの妊娠中の体重増加の目安は、通常時の理想体重の+40%がボーダーラインと言われています。例えば愛猫の理想体重が4kgであれば、40%は1.6kg。体重が5.6kgを超えると肥満度が必要以上に高くなっていることを意味しますので、気を付けましょう。


妊娠中の猫には「脂肪が豊富な食事」

母猫が脂肪を蓄えるのは、妊娠期間中の自身の体力を維持し、胎内で子猫を育てるため、そして出産後に子猫に母乳を与えるためです。食事も、より脂肪を豊富に含むものを摂れるようにしましょう。


妊娠中の猫の食事の切り替え方

ただ、急に今までとまったく違う食事を与えてしまうことで消化不良を引き起こしてしまう可能性もあります。今までの食事と、脂肪が豊富な新しい食事を混ぜて与えていくといいでしょう。はじめのうちは、従来の食事を75%、新しい食事を25%とし、5〜7日間経過するごとに新しい食事の割合を増やしていきます。


妊娠中の猫の食事量について

また、過度な体重増加を防ぐため、食事の量は母猫の体重に応じて調整します。普段から定期的に体重を測定し、与えるキャットフードの特性や栄養価から適切な食事量を把握するようにしましょう。

妊娠期間が進むにつれて、母猫の体にはより多くの負担がかかりますので、必要とされるエネルギー量も週ごとに10%ずつ増加していきます。妊娠期間の終盤には、平常時より70%も多くのエネルギーを消費するようになります。脂肪が豊富なだけでなく、エネルギー密度の高い食事を与えることで、量を増やさずに必要なエネルギーを得ることができます。

妊娠というのは母猫にとっては普段と異なる状態です。食事の内容や量は変えていきますが、食事の時間や食事する場所はなるべく普段どおりの習慣を変えないようにしましょう。食事だけでなく、十分な水分を与えることも忘れないでください。


出産後の母猫に与える食事は?

妊娠期間を経て、無事に子猫が生まれると、母猫はすぐに授乳を開始します。母乳は1日に最大250mlほど分泌されるため、母猫には平常時よりも2〜3倍もの栄養が必要になります。したがって、食事を摂る量も増えていきます。

母猫が授乳する時期には、とくに食事の量に制限を設けず、様子を見ながら臨機応変に食事を与えると良いでしょう。母乳の分泌に必要とされる適切な栄養素と脂肪酸を含む、高品質で高エネルギーの食事を与えましょう。そして、授乳期が終わりに近づくにつれて、妊娠以前に食べていた食事に切り替えていくようにします。
(妊娠後期~授乳期におすすめの食事はこちら。ブリーダー等、専門家の方はこちらもご覧ください。)

妊娠中の母猫が適切な栄養状態を保てるようにしていくことは、母猫自身の健康と、新しく生まれる子猫の健康を守るうえで不可欠です。そのためにも、愛猫の妊娠がわかったときから、かかりつけの獣医師に相談し、定期的に検診を受けるようにしましょう。どんな食事をどのように与えたら良いかわからない場合も、獣医師に相談してアドバイスをもらうようにしましょう。

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