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飼い猫を病気から守る!消化器官をケアするコツとは

愛猫の消化器系のすべての臓器は、全体的な健康とウェルビーイングに不可欠な栄養素を吸収するために、互いに助け合って機能しています。では、愛猫の消化器系を健康にするには何が必要で、あなたはどのようなサポートをすることができるのでしょうか?
Adult Siamese standing indoors eating from a yellow bowl.

猫の消化器系は、全身の健康を支える上で極めて重要な役割を果たしています。しかし、臓器を健康的にするのは一体何でしょうか?

猫の消化器系の仕組み

消化器系は、食べ物を消化して体が必要とする栄養素を体内に吸収する役割を果たします。腸内には善玉菌として知られるミクロフローラが生息しており、これらは猫の体内でバランスを保ちフードや栄養の消化吸収をサポートすることで腸の健康に大きく貢献しています。消化器系には免疫細胞も密集しているため、腸内は免疫反応が最初に起こる場所であることも意味しています。

しかし、猫の消化器系は人間のそれよりもはるかに敏感です。消化器系が猫の全体重に占める割合は3%で、摂取したフードが腸を通過するのには12~24時間が必要です。一方、人間の場合は消化管の重量は全体重の11%で、食物の通過には最大5日間を要します。

そのため、食事を突然変えることに対し猫は敏感であり、どのような変化によってもお腹の不調が引き起こされるおそれがあります。また、人間と比べて猫は少量の食事を頻繁に取る傾向があるため、1日に10~16回はフードボウルへ足を運び、少しづつフードを摂取して消化器系で消化吸収します。

Adult cat lying down on an examination table being checked over by a vet.

猫の消化器系に対する食事の影響

消化器系が健康であることは、愛猫が健康を維持するために必要なすべての栄養素を効果的に吸収できる状態であるということです。そのため、愛猫に与える食事は消化器系と全身の健康に直接寄与します。

他の哺乳動物とは違って、猫は健康を維持するために必要とされる栄養素の一部を体内で合成することができません。その栄養素には、タンパク質を構成するタウリンや、特定の脂肪酸、ビタミンD、ビタミンAが含まれます。ウェルビーイングと健康を保つためにも、猫の食事にはこれらの必須栄養素が含まれている必要があります。

爪や抗体や被毛(95%がタンパク質により構成される)を含む体内の細胞を再生するために、猫は非常に多くのタンパク質を必要とします。その量は犬よりも多く、さらに人間の必要量の2倍に上ります。このタンパク質に含まれるタウリンなどの11種類の必須アミノ酸は、猫が健康を維持するためになくてはならないものです。これらが不足すると、網膜が委縮したり、心臓病を発症したりするおそれがあります。

脂肪は猫の食事のエネルギー供給源で、総体的な健康や消化器系の健康を保つうえで重要です。例えば、猫は皮膚細胞を活性化させ効果的なバリア機能を維持するために特定の脂肪酸を必要とします。とはいえ、食事に含まれる脂肪には適切なバランスが必要です。多すぎると肥満につながるほか、消化管を刺激して下痢を起こすことがあります。

猫の食事に含まれる栄養素のうち、腸の健康をサポートするのために重要な役割を担うのは食物繊維で、これには不溶性と可溶性の2種類があります。不溶性食物繊維は腸の蠕動を促進し、便通を整えます。可溶性食物繊維は粘着性があり、胃腸内の食物の移動をゆるやかにします。栄養基準を満たすペットフードは、胃腸の健康を保つために必要なこれらの食物繊維をバランス良く含んでいます。

猫の食事において、消化器系の健康を維持して体が必要とする栄養素を吸収できるようにするためのその他の重要な要素は、プロバイオティクスとプレバイオティクスです。これらは腸内の善玉菌を増やして胃腸の健康を保つのに役立ちます。腸内で分解・吸収されないプレバイオティクスは細菌が増殖するための栄養を提供する「プラットフォーム」として作用し、微生物であるプロバイオティクスは猫の腸内のミクロフローラを改善します。

猫の消化器は繊細かつ複雑な器官ですので、健康的かつ効果的な働きを保つには適切なケアが必要です。愛猫の胃腸のウェルビーイングを最善に保つうえで不明な点がある場合は、獣医師に相談して適切なアドバイスを受けてください。

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