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高い感染力をもつ猫パルボウイルスの症状と対策

2018/10/03
猫汎白血球減少ウイルス(FPV)、別名、猫パルボウイルスは子猫や成猫に対して高い感染力を持ち、感染すると命にかかわるウイルスです。
Young cat being held by a vet.

猫汎白血球減少ウイルスとは何ですか?

猫汎白血球減少ウイルス(FPV)、別名、猫パルボウイルスは子猫や成猫に対して高い感染力を持ち、感染すると命にかかわるウイルスです。

猫汎白血球減少症にかかるとどのような症状が出ますか?

FPVに感染している子猫や成猫には、いくつかの症状が見られます。次に挙げる症状がひどく出ている場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

  • 発熱
  • 元気消失
  • 嘔吐
  • 下痢(しばしば血便)
  • 脱水

FPVの感染においては、最悪のケースでは急激に悪化して突然死につながることもあります。発症から数日間を乗り越えた猫は免疫抑制状態になり、免疫システムが機能しなくなります。これは、感染と戦う役割を担う白血球がウイルスにより破壊されるためで、これにより敗血症などの二次感染を起こしやすくなります。

妊娠中の猫が感染すると、流産や死産を引き起こしたり、もしくは生まれてきた赤ちゃんに脳の発達異常(小脳形成不全)が見られることもあります。

猫汎白血球減少症は、現在も猫や子猫によくある感染症ですか?

現在では、ワクチン接種が普及したことにより飼い猫のFPVの発生は制御されていますが、シェルターにいる猫や野生化した猫の間では集団的に発生する可能性があり、この場合の死亡率は非常に高くなります。

猫汎白血球減少症について他には何を知っておくべきですか?

まず注意すべきことは、FPVは非常に感染力が強いということです。具体的に言うと、この病気はパルボウイルスによって引き起こされますが、このウイルスは特定の環境に長期間生存することができ、条件によっては数週間以上感染力を維持することがあります。

そのため、このウイルスは靴の下などに付着して運ばれることもあります。従って、ウイルスとの接触が起こる可能性は決してゼロとは言えないため、あなたの子猫が完全な室内飼育であったとしてもワクチンを接種することが重要です。

私の子猫にも猫汎白血球減少症の予防接種を受けさせるべきですか?

FPVのワクチン接種はすべての猫が必ず受けるべきです。ワクチンには、「コア」と「ノンコア」の2種類があります。「コアワクチン」については、ライフスタイルに関係なくすべての子猫と猫が接種する必要があります。猫汎白血球減少症は、猫ヘルペスウイルスと猫カリシウイルスとともに、コアワクチンに分類されます。

新たに子猫を迎えたら、獣医師にこれらのワクチンを接種させることについて必ず相談しましょう。

私の子猫をペットホテルに連れていく予定ですが、注意すべきことはありますか?

このウイルスの性質からも、猫汎白血球減少症の集団感染が起こった場合、強い感染力のために多くの猫に伝播してしまう可能性があります。

健康管理に気を遣ってくれるペットホテルでは、ウイルスの蔓延を防ぎ、猫の健康に対する影響を最小限にするために具体的な対策が取られているはずです。

その対策とは、以下のようなものが挙げられます。

  • 別室の確保:隔離・保護のための特別なスペースを設ける
  • 順方向フローの原則:猫が宿泊するスペースの移動は一方向とし、感染症のリスクが高い猫を収容するスペースから、リスクが低い猫を収容するスペースへ移動することはできない
  • 適切な洗浄と消毒:すべての消毒剤がFPVに有効なわけではないため、ペットホテルで使用されている消毒剤がFPVに効果があるものであるか確認する必要がある

これらの予防策を取っているか、ペットホテルを調べる際には気を付けておくと良いでしょう。

FPVは非常に感染力が強く、命に危険を及ぼす可能性もあるため、あなたの子猫がワクチンの接種年齢になったら必ず適切な接種を受けさせ、追加接種も毎年受けさせることが極めて重要です。あなたの子猫のワクチン接種スケジュールで不明な点がある場合には、いつでも獣医師に相談してください。

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