覚えておきたい子猫のケアの基本 ーブラッシング、爪切り、歯磨き、お風呂の入れ方ー

Adult cat lying down on owners knee while being groomed with a red brush.
ブラッシンングや爪切り、歯磨きなどの普段のお手入れは、子猫の健康を守り、長生きしてもらうためにとても大切なことです。また、日々のお手入れのときに子猫の体の状態をチェックすることもでき、ささいな変化に気がつくきっかけにもなります。丁寧なケアを心がけて、子猫の心身の健康をサポートしましょう。

◆ブラッシング(おすすめ頻度:毎日〜週数回)

定期的なブラッシングは、子猫へのノミやダニなどの寄生を予防し(子猫の寄生虫に関する詳細はこちら)、ヘアボール(毛玉)の吐き出しも予防します。


ブラッシングのやり方 

1. 子猫をブラッシングに慣れさせるため、ブラシやくしを被毛の流れにそって優しくかけていきます。

2. 被毛の流れとは反対方向にブラシをかけ、抜けた被毛や絡んだ毛を取りのぞきます。

3. 被毛が強く絡まった場合は、強く引っ張ったりせずに、丁寧に取って絡まった被毛をほぐします。

子猫がブラッシングを好きになるように、ブラッシング後にご褒美を与えるのもおすすめです。

ブラッシングのポイント

・ショートヘアーの場合:子猫のブラッシングは週1回の頻度でおこないます。被毛を傷つけないように、柔らかいブラシを選びましょう。

・ミディアム / ロングヘアーの場合: 毎日こまめにブラッシングして、毛の絡みや汚れを防ぎましょう。目の粗い金属製のくしがおすすめです。ただし、くしはブラシより深く被毛に入りやすく、皮膚を傷つけるおそれがあるので、やさしく丁寧にブラッシングしてください。

 

◆爪のケア・爪切り(おすすめ頻度:ときどき)

猫は、一般的な習性として、縄張りを示すために壁やカーペットにひっかき傷を残します。ひっかき傷を防ぐには、こまめな爪切りが効果的です。爪切りは、正しい方法でおこなえば痛みはありません。ただし、猫が嫌がる場合もあるので、子猫の頃から爪切りに慣れさせることが大切です。爪切りは「ギロチン型」がおすすめです。獣医師から切り方の基礎を教わり、必ず正しい方法で爪を切りましょう。


爪のケア・爪切りのポイント

リラックスした姿勢で行う:子猫を仰向けで膝の上に乗せて、太ももの間で支えるような姿勢をとり、爪を切ります。合間にお腹をなでて、子猫を安心させてあげましょう。

爪の血管に気をつけて切る:爪の付け根には血管が通っています。付け根にあるピンク色の部分(血管)に注意し、爪の先端の白い部分を切ります。誤って血管を切ってしまうと、痛みや出血を伴いますので、少しずつゆっくりと切っていきましょう。

不安なときは獣医師に相談する:爪のケア・爪切りについて不安があるときは、事前に獣医師に相談し、正しいケアの方法やカットする部分などを教えてもらいましょう。

子猫の爪からは健康状態もチェックできます。爪が硬すぎたり柔らかすぎたりする場合は、栄養不良や細菌感染の可能性もあるので、気になるときはかかりつけの獣医師に相談しましょう。

◆顔のケア(おすすめ頻度:ときどき)

日頃から子猫の様子を注意深く観察し、顔まわりに汚れがたまってきたらケアをしてあげることが大切です。特に目や鼻、耳は汚れがたまりやすい場所ですので、こまめにチェックしてあげるようにしましょう。


目のケア:子猫の目やにをそのままにしておくと、涙やけで目の下に跡が残ることがあります。目薬に浸した医療用ガーゼで、目頭から目尻に向かって優しく拭き取って、きれいにしてあげましょう。

鼻のケア:健康な子猫は、鼻が常に湿っていて、きれいな状態です。鼻水が出ていたり、汚れていたりしていたら、ぬるま湯に浸した医療用ガーゼやティッシュで拭き取りましょう。

耳のケア:耳の中が汚れているときは、ぬるま湯や猫用イヤークリーナーに浸した医療用ガーゼやティッシュをしぼり、みえる範囲の汚れを拭き取りましょう。汚れがひどく、耳の奥まで掃除が必要な場合には、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

◆口のケア(おすすめ頻度:ときどき)

子猫の乳歯は、2~6週齢に生え始めます。口の中の衛生状態が悪いと、歯肉の炎症で歯が抜けたり、口臭がひどくなったりするため、口のケアは欠かさないようにしましょう。

口のケアのポイント

歯磨きをする習慣をつける:猫は口の中に指を入れられるのを嫌がります。そのため、子猫の頃から歯磨きの習慣をつけ、口の中に指を入れても嫌がらないように慣れさせましょう。歯磨きは、猫専用の歯ブラシと歯磨き粉を使います。ブラシを嫌がる場合は、指先にガーゼを巻いて歯を拭いても大丈夫です。どうしても嫌がる場合は、猫用のデンタルガムを噛ませるだけでも効果があります。

歯石の蓄積を防ぐ:ドライフードを噛むことで、歯垢の蓄積を防ぐ効果もあります。噛むたびに歯が磨かれるように設計された、歯石形成を予防するドライフードを選びましょう。

「子猫の口の中の状態が気になる」「ケアの仕方がわからない」といった場合には、かかりつけの獣医師に相談して、アドバイスをもらうのが良いでしょう。

Adult Maine Coon sitting in a bath being washed with a shower head.

◆お風呂 (おすすめ頻度:愛猫にあったペースで)

一般的に猫は水を嫌がりますが、入浴は被毛のケアや衛生管理に効果的です。子猫の頃から慣れさせて、成猫になってからも入浴することを習慣にしましょう。入浴には、猫の皮膚や被毛に合ったpH値の猫用シャンプーを使います。(人用シャンプーは使用不可です)


お風呂の入れ方

1. 子猫を水に慣れさせるために、スポンジなどで子猫の体を湿らせます。

※子猫が嫌がった場合は無理せずに中止し、数日後に再びおこないます。

2. 子猫が水を受け入れたら、被毛を猫用シャンプーで丁寧に優しく洗います。

3. 36~37℃のぬるま湯をはった浴槽に、子猫をゆっくりと入れます。浴槽は、ペット用のバスタブなどを使うのがおすすめです。

※お風呂に入れている間は、子猫が怖がらないように、優しい言葉をかけ、なでながら安心させてあげましょう。

4. 目や耳に水が入らないように注意して、背中からやさしく水を掛けてシャンプーを洗い流します。

5. 清潔なタオルで子猫をくるみ、水分をしっかり取ります。ドライヤーを使う場合は、子猫から十分に離し、やけどに注意しながら被毛を乾かします。 ドライヤーを嫌がるときは、ペーパータオルでそっと体をおさえて水気を取ります。

◆まとめ

毎日のお手入れは、愛猫との絆を深める大切なコミュニケーションの1つです。また、ケアをしながら猫の皮膚、被毛、目、耳、歯の状態をチェックすることで、体の異変にいち早く気がつくことができます。もし、急な異変に気づいた場合には、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
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