犬と猫が真の健康を維持するのをサポートします。

子猫を飼うにあたって知っておきたいお世話の方法

Cat lying down on a scratching tree
猫のウェルビーイング(健康で幸せな生活)のために、ペットオーナーがしてあげられることはたくさんあります。それを飼いはじめの日から一つ一つ与えてあげることが、新たな家庭や環境に慣れることはもちろん、愛猫の真の健康への近道となります。


◆猫を飼うときに必要なアイテム

初めて猫を家に連れて帰るとき、以下のようなアイテムが基本的に必要になります。それぞれの選ぶ際には、次のような点に気をつけて選ぶとよいでしょう。

  • バスケット:子猫にとって、安全かつ心地よい寝床にしてあげる必要があります。隙間風や人の出入りの激しい場所を避けることに加え、床よりも高い場所にあって、子猫が安全を感じられる場所に置くとよいでしょう。
  • トイレ:ある程度の深さがある容器がよいですが、子猫が入るのをためらわないような深さにしてあげましょう。また、便を取り除くための小さなシャベルも用意しておくと便利です。
  • 水入れ:愛猫がいつでも新鮮な水を飲めるようにしておきましょう。ボウルの代わりに、噴水式の給水機も利用可能です。猫は特に動くものが好きなことで知られており、噴水式の給水機であればより積極的に水を飲んでくれるかもしれません。
  • フードボウル汚れてしまうのを防ぐために、水入れから十分離れた場所にキブル用の小型のボウルを置くようにしてください。もしくは、パズルフィーダー(遊びながら食べられる仕掛けがついた給餌器)というグッズを使うと、一般的な習性として備わっている狩猟本能を引き出しながら、心と体に刺激を与えることができます。パズルフィーダーを使用する場合、愛猫が使い方を学ぶための移行期間が必要です。
  • キャット タワー猫にとって楽しさと便利さを与えてくれる道具であり、猫が安全に引っ掻き、登り、隠れることができるアイテムです。生まれながらに備わっている狩猟本能を尊重してあげることで、より良い形で猫のウェルビーイングを実現してあげることに繋がります。

新しく猫を飼い始める際には、訪問者や大きな音から愛猫が離れて生活できる空間を見つけられるように、各アイテムをそれぞれ1つ以上、家の中の複数の場所に分散させて設置できるのが理想的です。 


◆整えてあげるべき環境

生活環境は、猫の健康とウェルビーイングの重要な要素です。愛猫にとって快適な環境を用意できれば、新しい環境に早く適応することや、周囲の人々やモノに慣れることをサポートすることができます。

まだ小さな子猫であっても、自分のテリトリーを作って、マーキングをします。睡眠、遊び、狩りごっこ、食事、隠れること、登ること、そうした猫にとって欠かせない行動を満足にできる環境が必要なのです。
猫は家の中を4つの異なるエリアに分けて、自分の生活を営むようになります。特に室内飼育の猫については、室内だけでそのニーズをできる限り満たしてあげる必要があることを認識しておきましょう。

  • 食事エリア猫のトイレやペットオーナー自身の食事の場所から離れた、静かな場所にするのがおススメです。ダイニングルームや騒がしい場所を避けることと、食事をするのに十分なスペースを確保することに気を付けましょう。
  • 休憩エリア:陽が当たる場所や暖かい場所を探して、このエリアは一日の中でも変化します。本来、猫はぐっすりと眠るのが大好きで、自分に合った場所を自発的に選ぶので、選べるだけの十分な選択肢やスペースがあることを確認してください。
  • 排泄エリアトイレは、フードボウルや人の出入りの多い場所から離れた静かなところで、猫がいつでもアクセスできる場所に設置するとよいでしょう。子猫のストレスになる要素は避けるように注意してください。例えば、特に子猫の場合、洗濯機の音や振動を嫌がって落ち着いて排泄ができない、もしくは十分に砂をかけずにすぐにトイレから出てしまう猫や、そのトイレに行くことを嫌いになってしまう猫もいます。複数頭飼いの場合は、それぞれの猫に複数の選択肢を与えることで喧嘩などを避けられるように、猫1頭あたり少なくとも1つの排泄用トレイと、予備を1つ用意することをお勧めします。
  • 遊びエリア:愛猫にとって最も大事と言っても過言ではないスペースであり、リラックスするためのエリアです。走り回ったり、隠れたり、あるいは高い所に逃げたりできる場所があるとよいでしょう。キャットタワーはこの条件を一手に引き受けてくれる、猫の健康とウェルビーイングをサポートする優れものです。


◆健康のために必要な活動

室内飼育の猫が、肉体的にも精神的にも溌剌として健康であり続けるためには、十分に運動することが必要です。具体的には次のことが挙げられます。

  • 飽きがこないように、時折交換して遊んであげられるたくさんのおもちゃ、登ったり隠れたりできるもの、そして毎日定期的に家族と遊ぶ時間。
  • 室内飼育の場合、グルーミングの頻度が高くなりがちなことに加えて、動くことなく座りがちな傾向にあるため、長い毛の猫では、毛玉になることを防ぎ、また低い運動量に合わせた食事が必要です。
  • 猫が家具や壁に傷を付けるのはあまり喜ばしいことではないかもしれません。しかし、ひっかきは猫の自然な行動であり、これを行う場所を猫に与えることは重要です。少なくともスクラッチ ポストを1つは置くことを検討しましょう。


◆食事やフードの注意点

飼い猫の場合、摂取する食べ物は大部分でペットオーナーに依存します。猫は、外敵はもちろん人の目から離れた穏やかな空間で、かつ逃げ道を確保した状態で食事をすることを好みます。

猫専用に作られた高品質のフードだけが、年齢、品種、ライフスタイル、敏感さに関わらず、猫の健康を維持するために必要なすべての栄養素を確実に提供することができます。

  • 人間である私達の食事においては多様性から利点がもたらされますが、頻繁かつ連続的な変化は猫の消化には適しません。
  • パズルフィーダーは、猫を精神的に楽しませ、猫自身が食べ物のために動いて、狩猟本能を行使するのを促すための優れた方法です。
  • 狩猟行動は猫が食事の仕方に深くかかわっており、このため、量の多い食事を1回か2回ではなく、1日を通して複数回にわたって少量で食事をとる傾向があります。
  • 猫は、多数の必須アミノ酸を含むタンパク質に対する要求が非常に高く、そのうちの1つには動物の組織にのみ天然に存在するタウリンが含まれます。
  • 脂肪は猫にとって重要なエネルギー源であり、人間に推奨されている量よりも、猫が脂肪から得る日々のカロリーは高い割合となっています。
  • 猫には、食事からのみ摂取できるビタミンDなど、非常に特定されたビタミンとミネラルの要求もあります。
  • 生まれたばかりの子猫の消化管は子猫のために特別に処方されたミルクの消化に完璧に適していますが、消化能力は変化し、大人になる頃には、もはやラクトースを消化することはできません。
Adult cat standing on a table being brushed by its owner.

◆ブラッシングや歯磨きについて

ブラッシンングや爪切り、歯磨きなどの普段のお手入れは、子猫の健康を守り、長生きしてもらうためにとても大切なことです。また、日々のお手入れのときに子猫の体の状態をチェックすることもでき、ささいな変化に気がつくきっかけにもなります。丁寧なケアを心がけて、子猫の心身の健康をサポートしましょう。

ブラッシングや歯磨きに関する詳細はこちら。


◆健康を保つためのその他のポイント

猫の健康とウェルビーイングには、予防用のワクチン接種や錠剤から、ペット保険、避妊・去勢手術を行うかどうかまで、多種多様な要因が関係しています。これらに必要な費用には、稀にしか発生しないものもあれば、食事やグルーミングと同様に定期的に発生する費用の一部と考える必要があるものもあります。

  • 子猫のワクチン接種は、一般的には生後2ヵ月頃に1回目、その後1ヵ月ずつ間隔を空けて2回目、月齢によってはさらにもう1ヵ月後に3回目の接種を行います。その後の追加接種は動物病院に相談しましょう。1-2回目のワクチン接種は、ペットショップやブリーダーで済ませていることもあるので、確認しましょう。
  • マイクロチップ装着とは、猫の首の皮膚の下にマイクロチップを無痛で挿入することを指します。これによって、獣医師や猫の保護団体が小型スキャナーでチップを「読み取る」ことができます。動物病院を訪問すれば、基本的にはどのタイミングでもこの処置は行えます。
  • 猫にノミや蠕虫、ダニがつくのを予防することは重要です。猫の生育についてきちんと理解しているブリーダーは、猫が産まれた直後から寄生虫対策のプログラムを開始します。また、大抵の動物保護団体でも、世話をしているすべての動物について蠕虫とノミ対策の優れた治療計画を始めます。子猫や猫の提供元に、新しく迎え入れる猫が今までどのような治療を受けてきたのか確認することが重要です(子猫の寄生虫に関する詳細はこちら)。
  • 避妊・去勢は、ペットオーナーが子猫のために行うケアの中でも、極めて重要なものと言えるでしょう。猫の避妊・去勢は通常であれば、生後約6か月以降ならいつでも行うことができます。
  • 健康上の問題を防ぎ、体重や行動の変化をモニタリングするには、獣医師による毎年の健康診断を受けることが重要です。


◆しつけやトレーニング

子猫のしつけの大部分は、生後6か月までの間に行われます。主に母猫や兄弟猫との関わりを通じて、子猫は最初の3か月でほとんどの行動を習得します。

つまり、猫を家に迎える時点で、猫の基礎教育に関してできることは限られていますが、それでもペットオーナーにもできるしつけは沢山あります。ペットオーナーの役割は、新しい環境に愛猫を適応させてあげつつ、様々な環境においても落ち着いて行動できるように愛猫をしつけてあげることです。


◆ペット保険は必要?

保険に加入することで、万一の場合に必要となる治療や処置に対して一定の保障を受けることができるため、ペットオーナーにとってより安心と言えるでしょう。

ペット保険会社はさまざまな保障レベルの保険を提供しており、保険料は猫の年齢や品種、大きさや種類、そしてお住まいの地域によって変わります。

以下の方法で、あなたと子猫に適した保障内容を探しましょう。

  • インターネットを使ってパッケージ プランを比較する
  • 獣医師に相談する
  • ペット雑誌を読む

猫や子猫のお世話に必要なものを全部用意することは、最初は大きな負担に感じられるかもしれません。しかしそれによって、適切なスタートを切ることで、愛猫が新しい家に適応し、幸せで健康的な生活を維持できるようになります。

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Maine Coon adult standing in black and white on a white background