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マルチーズの特徴・性格・飼い方・フードの選び方

<目次>



マルチーズの基礎知識

元気で愛情深く、非常に利口なマルチーズは素晴らしいコンパニオン ドッグとなります。

何世紀にもわたってコンパニオン ドッグとして飼育され、ペットオーナーの膝の上に座ることがこの上ない喜びです。

名前とは裏腹に、マルチーズの原産国はマルタではありません。マルチーズという言葉は、ある地中海の言語で避難所や港を指す単語に由来しています。それがたまたま、マルタという単語の元でもあるのです。

出典:国際畜犬連盟(FCI)のデータより要点と特徴を抜粋



マルチーズの特徴

  • 庭がなくても大丈夫
  • 頻繁なグルーミングが必要
  • 運動がほとんど必要ない



マルチーズの性格

マルチーズは温和かつフレンドリーで、自信をもって新しい人々を迎えます。



体のサイズ

オスの体高は21cm~25cm、メスの体高は20cm~23cmくらいです。



マルチーズの歴史・起源

マルチーズの歴史は古く、紀元前までさかのぼります。地中海の港町でネズミを捕えていた小型の犬がマルチーズの祖先だと考えられています。マルチーズまたは類似した犬種が古代エジプト、古代ギリシャに存在したことは確かだとされています。後に古代ローマでは、既婚女性にペットとして好まれたそうです。その後ヨーロッパ全土に広がり、15世紀のヨーロッパの様々な美術品に登場します。16世紀後半~17世紀初めのクイーンエリザベス1世の統治下の英国の王室でも好まれました。



毛色の種類

本来、純白の犬種ですが、淡いアイボリーやレモンが部分的にみられるのは認められています。



品種固有の情報

イタリア
グループ
FCIグループ9, AKCの分類によるトイ系
サイズ区分
超小型
平均寿命
12–15 歳

元気な / 愛情に満ちた / 穏やか / 利口



マルチーズの飼い方、育て方

賢いマルチーズについてライフステージごとに詳しく学びましょう。


生後10ヵ月齢まで

マルチーズの子犬

マルチーズの子犬は愛情に満ち、愛嬌があって元気です。繊細な外見とは裏腹に、エネルギーにあふれた性質を生まれつき備えています。1年目には基本的な原則を注意深く定め、マルチーズの子犬を完全に社会化させる必要があります。これによってマルチーズは境界を理解し始め、バランスの取れた従順な成犬に育ちます。


トレーニング

幼いころからトレーニングを開始して、マルチーズが生まれながらに持っている資質や学習能力を引き出しましょう。

愛犬の社会化を十分に行い、子犬の頃から生活の基本的なルールをしっかりと理解させることが、成犬になった時のウェルビーイングと行動に非常に大きな影響を与えます。

非常に賢い子犬によく見られるように、マルチーズもトレーニングでは多少頑固な面を見せることがありますが、陽性強化を用いて繰り返し教えることで最終的に目標を達成することができます。


10ヵ月齢以降

マルチーズの成犬

マルチーズの成犬は極めて順応性が高く、単身者やカップル、ファミリーの飼い主と共に都会の生活に楽しくなじみます。とは言え、マルチーズの成犬は長時間1匹で残されるのを好まないので、家で多くの時間を過ごす人に最適です。


マルチーズの健康

マルチーズが生涯のあらゆるライフステージを健康かつ幸せに過ごせるよう、適切なケアの方法を知ることが重要です。年齢が上がるにつれて、膝蓋骨脱臼などの症状に悩まされることがあります。


老化

マルチーズは12歳になるとシニア犬とみなされます。加齢とともに、マルチーズの聴力や視力は低下する可能性があります。

これは高齢の犬では普通のことですが、ライフスタイルや可能な活動に影響を与えます。関節の硬化などにより、運動意欲が低下することもあります。それを防ぐため、高齢の愛犬の関節痛を和らげて、快適に過ごせるよう工夫することが大切です。


室内飼いに適したエレガントなコンパニオンドッグ。飼い方の注意点は?

集合住宅にも適した小型犬で、それほど運動量が多い犬種ではありません。でも運動不足になると腸の働きが鈍くなり、腸内環境を良好に維持することが難しくなりがちですので、お散歩で日常的に運動させることは必要です。また、消化がよく腸内細菌のバランスを整える成分が配合された食事をとるなど、配慮してあげましょう。


日常的なお手入れはどうすればいい?

純白で絹のような被毛を美しく維持するには、毎日ブラッシングやコーミングをして、被毛が絡まないようにしてあげることが理想的です。また、白い被毛は、汚れが目立ちやすいため、被毛の色を白く維持するには、定期的に洗ってあげる必要があります。
犬の毛色は、タンパク質が分解吸収してできるアミノ酸やミネラルがかかわっています。これらは、毎日の食事から摂取されますので、食べているフードによっては、被毛の色が変わってくることがあります。ですから純白な被毛を維持したい場合、食事の栄養バランスにも気を付ける必要があります。色素の元となる成分を日常的に摂取し続けると、本来の純白の被毛にうっすら色がついてきてしまうことがあります。
また、真っ白な被毛が目の周りだけ茶色くなってしまうことがあります。これは、「涙やけ」と呼ばれる症状で、鼻涙管が詰まってしまって、本来鼻から抜けるべき涙が目にあふれてしまうと起こります。食物が関係しているともいわれていますが、その関係はよくわかっていません。あまりひどい場合は、動物病院で鼻涙管を通しやすいような措置をしてくれます。


健康維持のために注意することは?

小型犬は中型犬・大型犬に比べて、歯石が蓄積しやすく、歯と歯ぐきの健康維持に配慮が必要です。歯冠に付着した細菌が増殖して蓄積すると、歯垢を形成します。歯石は、歯垢に唾液中のカルシウムが結合して、石灰化したものです。
石灰化してしまうと、除去するのは難しくなってしまいますので、歯垢のうちに歯磨きで除去する習慣をつけることが理想的です。歯石が蓄積すると歯周病になり、それが心臓病や腎臓病の原因になることがありますので、注意が必要です。


マルチーズの年齢(ライフステージ)にあった食事の選び方

マルチーズの犬種としての特徴を考えると、健康的な被毛の維持、健康な消化の維持、嗜好性の高さに配慮したフードを選ぶといいでしょう。


  • 健康的な被毛の維持
  • 犬は、人間に比べて身体が小さいため、体積に対する表面積(=皮膚)の割合が高く、体重の約15%~20%を皮膚が占めると言われています。犬の場合、皮膚は約21日のサイクルで新しいものに生まれ変わり、被毛は季節的に生え変わります。皮膚と被毛は、どちらもケラチンと呼ばれるタンパク質から作られているため、健康的な皮膚を維持するためには、食事から充分なタンパク質を摂取する必要があります。
    また、マルチーズの純白の被毛を美しく維持するためには、アミノ酸やミネラルの銅のバランスや配合量に配慮したフードが最適です。被毛の色は、メラニン細胞が作ったメラニン色素によって色づけられます。ですから、メラニン色素が作られるもととなる栄養成分を抑えることで、毛色を純白に維持するサポートができるのです。
    メラニン色素をつくるには、チロシンというアミノ酸と銅が必要です。この2つを抑えることでメラニン色素の合成を抑え、被毛を白く維持することができます。


  • 消化率を高めることでうんちの量と臭いを軽減
  • マルチーズは、特徴がよく似たビションフリーゼと比べると、胃腸がデリケートで、消化吸収により配慮が必要な犬種です。健康な消化機能を維持するためには、「消化の良い食事」と「健康的な腸内環境」が大切です。消化管の中に残った未消化物は下痢の原因となることもあり、とくに未消化のタンパク質は、腸内の一部の細菌に分解されうんちの臭いの原因になります。消化の良い食事を与えることで、未消化物を減らし、うんちの臭いや量を軽減するとともに、うんちの固さを適切に保ちやすくすることができます。


  • 嗜好性
  • マルチーズは、食欲にムラがあります。愛玩犬は、室内でオーナーと距離が近いところで生活するため、猟犬や使役犬に比べて、人間のフードに興味を持ちやすく、ドッグフードに興味を示さなくなってしまうことがあります。人間のフードは、マルチーズに必要な栄養バランスを考慮していませんので、マルチーズの特徴を健康的に維持するためにも、マルチーズに最適な栄養バランスの食事をとらせてあげることが理想的です。そのためには、愛犬が好んで食べるフレーバー、触感、そして食べやすいキブル(粒)のフードであることが大切です。


  • マルチーズという犬種にとっての最適なフード
  • マルチーズという犬種が他の犬種と異なる特徴に配慮したフードを選ぶことが大切です。それには、栄養バランスの面だけでなく、マルチーズ独特の食べ方の特徴に配慮することが大切です。

健やかな生活の始まり

子犬時代には肉体的にも行動的にも大きな変化が起こります。新人のペットオーナーにとっては多くのことを学ぶときです。ここでは、子犬が強く健康的に成長するよう、最高の生涯のスタート方法についてご紹介します。

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