犬と猫が真の健康を維持するのをサポートします。

ドッグオーナーが知っておくべき愛犬のお世話方法

2018/09/20
初めて子犬を飼う際には、知っておくべき情報がたくさんあります。 飼い始めの段階から、愛犬に必要な食事やケアについて理解するために時間をかけることで、身体的な発達だけでなく、情緒面も健やかに成長することをサポートできるでしょう。
Puppy Beagle running on a sandy beach.

愛犬の健康とウェルビーイングを実現するために必要なものは、特に品種と年齢によって大きく異なります。そのため、栄養ニーズから運動やグルーミングに至るまでのあらゆることを、個々の犬の特性を念頭に置いて検討することが重要です。健康的な成長を実現することや、家族の一員として上手く溶け込めることをサポートするために、愛犬を迎えたあとに気を付けるべきポイントをご紹介します。

運動の取り入れ方

すべての犬には運動が必要です。ただし、その量と種類は犬の年齢、サイズ、品種によって異なります。ここでは子犬と運動を行ううえで注意すべきポイントを取り上げます。

  • 運動する時間と習慣を確保する:犬の散歩を単に、手短におしっこを済ますための時間とは見なさないでください。
  • 短い距離で頻繁に:覚えておいていただきたい点として、中型から超大型の犬は、骨と関節が発達するまでに、小型犬より長い成長期間が必要です。そのため十分に成長するまでは、長い距離を歩いたり、激しい動きを伴うスポーツに参加させたりしないことを推奨します。
  • 遊ぶ時間を作る:「遊び」は愛犬がヒトと暮らす上で本能的に必要とすることですし、犬の心理的発達にも役立ちます。そして何より、様々な形で愛犬・ペットオーナー双方に恩恵をもたらします。ペットオーナーにとっても、愛犬と過ごす時間を楽しむことで絆が深まりますし、犬にとっても肥満を抑制したり、活力を維持したり、心血管系や免疫系の働きを強化したりできるというメリットがあります。

生活環境

子犬は生活環境に非常に敏感で、嫌な経験をした場合はその後、長期にわたってネガティブな影響を受けてしまうこともあります。それぞれの環境下において子犬の行動が発達する過程には、社会化期を含むいくつかのステップがあります。これは、おおよそ4週齢から14週齢ごろに経験することになります。

恐怖心を強く抱く期間は、この社会化のタイミングであると考えられており、この間に発生したトラウマは長期間にわたって悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、初日から子犬が暮らしやすい環境を整えてあげることが重要です。例えば以下のようなポイントに気を配ってあげると良いでしょう。

  • 子犬に専用のベッドを与える:犬が休んだり安心していられる、専用のベッドを確保してあげてください。
  • 好奇心を刺激するようなものを用意する:例えば、中に隠れることができる大きな段ボール箱や噛むことができるゴム製のおもちゃが好まれます。犬が遊んでいる時は、常に見守ってあげることが重要です。
  • 徐々に新しい環境に慣らす:街を愛犬と一緒に出歩く場合、車やエスカレーター、エレベーター、電車、バスなどに乗る必要が出てくるかもしれません。子犬の時期から徐々に慣れさせてあげることで、過度な恐怖心を抱かないようになるでしょう。
  • お留守番のトレーニングをする:子犬が独りでも過ごせるように訓練してあげることは、後々のことを考えると非常に大切です。
  • 他の犬と会わせる:社会化を促すために、他の犬や動物と会うことや、家族と一緒に外に出かけることを、子犬の時期から積極的に経験させてあげると良いでしょう。
  • 外出させてあげる:子犬は積極的に外に連れ出しましょう。必要なワクチン接種を行ったうえで、2ヵ月齢以降には外出して、外の環境にも徐々に慣れさせてあげる必要があります。
Puppy Golden Retriever lying down inside while chewing a toy.

子犬の食事

運動量と同じように、子犬が成長するにつれて栄養のニーズも変わります。子犬は最初のうちは少量の食事を1日に数回必要としますが、徐々に頻度が減って1〜2回に落ち着きます。また、犬のサイズと品種によって必要な栄養素は大きく異なります。例えば消化の仕方だけでも、個々の犬種で消化のスピードや特徴は大きく異なるのです。

言うまでもありませんが、新鮮な水が常に飲める環境を用意してあげること、食事を与えすぎないことも重要です。

食事の量や、各成長段階の食事量の変化について不明な点があれば、獣医師に相談しましょう。獣医師は、あなたの愛犬が最適な形で成長するためのアドバイスを提供し、肥満や、関節の発達への負担を避ける方法など具体的なことを教えてくれるでしょう。

食事は基本的にエネルギーを供給するためのものですが、それと同時に、体の細胞を構築して維持し、消化器、皮膚、歯、関節の成長をサポートする役割を担っています。健康的な成長に必要な栄養ニーズを満たす、栄養価の高い子犬の食事とは、各成長段階における適切な量の栄養素を組み合わせた食事です。

子犬の食習慣を作っていく上で、注意しておくべきポイントをいくつかご紹介します。

  • 急にフードを変えない:子犬を迎えるときには、子犬の消化器系に刺激を与えないよう、それまで食べていたものと同じフードを与えましょう。フードを変えたい場合には、それまでのフードと新しいものを割合を変えながら混ぜ、1週間以上かけて緩やかに変えていきましょう。
  • 年齢に合ったフードを入手する:子犬の年齢・月齢に応じて、成長に必要な栄養素は異なるため、最適な栄養バランスのフードを選ぶことが大切です。各成長段階における最適な栄養バランスを把握することは簡単なことではありませんので、一度獣医師に相談してみるとよいでしょう。
  • ルーティン(習慣)を確立する:犬は元々は群れを成して暮らす動物であり、上下関係などの相対的な関係において、明確な位置づけを必要とします。そのため、子犬の食事はペットオーナーとご家族の食後に、同じ時間に同じ場所で与えるようにしましょう。これによって、子犬はペットオーナーが家庭内でリーダー的な立場にいることを理解します。
  • おやつは習慣ではなく特別に:犬の体重を理想的に保つには、おやつを習慣的にあげることは避けたほうがよいでしょう。また、チョコレートは犬にとって有毒な場合があるため、ヒトにとって美味しいからといって何でも与えてしまうことはやめましょう。しつけのときにおやつがあると便利だと思うかもしれませんが、低カロリーのキブル(粒)をご褒美としてあげるだけでも子犬は十分トレーニングを楽しんでくれます。

ブラッシングと健康維持

定期的なブラッシングはぜひ取り入れたい習慣です。子犬の皮膚と被毛の健康に役立つ上、ペットオーナーとの絆も深まります。また、外部寄生虫や皮膚疾患、かゆみ等の不快な症状など、さまざまな異常に早い段階で気づく可能性も高まります。犬はほとんどの場合、幼い頃から慣れていると喜んでブラッシングを受けるようになりますが、たとえ大きくなってからでも遅すぎることはありません。

また、その他に愛犬の健康を考えるうえで必要なサポートを以下でご紹介します。

  • 幼いころから歯磨きを習慣にしましょう:子犬期に始めれば、犬用に設計された歯ブラシと歯磨き粉を使用しての歯磨きに慣れることができるでしょう。まずは週に数回、子犬の歯を磨いてみてください。
  • ワクチン接種:ワクチン接種は、伝染病や致命的な病気を予防するのに役立ちます。必須の予防接種もあれば、推奨レベルに留められているものもありますが、接種スケジュールについては獣医師と確認するようにしましょう。通常、子犬のワクチン接種プログラムは、生後6~8週から開始します。
  • 獣医師に駆虫について聞く:子犬に寄生虫が寄り付いてしまう可能性はゼロではありません。駆虫は6ヵ月齢までは毎月、その後は6か月ごとに実行すると良いでしょう。かかりつけの獣医師が、子犬に最適なスケジュールを勧めてくれるため、その指示に従うことが大切です。
  • 獣医師にノミ対策について聞く:ノミやダニから子犬を保護しましょう。適切な対策を行うには、愛犬の行動と生活環境の両面に配慮する必要があります。獣医師にアドバイスを求めましょう。
  • 避妊・去勢手術を検討する:犬の避妊手術や去勢を行うか否かは重要な決断で、慎重に考える必要があります。避妊・去勢手術のメリット・デメリットの検討や、将来的に繁殖をする可能性があるかどうか、適切な検討を行うようにしましょう。
  • 犬の去勢手術に関する詳細はこちら
  • 犬の避妊手術に関する詳細はこちら

トレーニング

適切な行動やしつけは早期に教え始める必要があります。子犬の学習能力が特に高い時期を最大限活用するために、しつけやトレーニングはできるだけ早く始めることをおススメします。
愛犬と長く過ごす上で、ペットオーナーやご家族が快適に過ごせるよう、愛犬は基本的な生活のルールを理解する必要があります。犬のトレーニングに関しては、専門家からサポートを受けることを検討してみても良いでしょう。トレーニングをサポートしてくれる、ドッグクラブや子犬用のスクールも近年増えています。

代表的なしつけについて、いくつかご紹介しましょう。

  • トイレトレーニング:子犬を迎え入れた時点では、子犬のトイレトレーニングは行われていないことが殆どでしょう。トレーニングには時間と忍耐が必要ですが、粗相をした子犬に罰を与えたり叱ったりしてはいけません。また、お散歩や庭などを活用して、子犬が屋内でおしっこをしなくて済む方法を検討するのも一つでしょう。
  • 名前を覚えさせる:子犬が自分の名前を呼ばれたことを認識できるようになるよう、始めはゆっくりと明確に名前を呼んであげることを意識しましょう。ペットオーナーの言葉を少しずつ理解できるようになるように、犬がこちらに注意を向けている瞬間を選んで話しかけてあげましょう。「おいで」のトレーニングと組み合わせて名前を覚えさせると効果的です。
  • 徐々に車に慣れさせる:犬が車内で安心して過ごせるよう、幼少期から慣れさせましょう。長時間の旅行をする前に、短いドライブを何度か行うことで少しずつ慣れさせていきます。

こちらのページでご紹介してきたように、身体的にも精神的にも健やかに子犬が成長できるように、子犬を飼い始める際に知っておくべきことはたくさんあります。初めのうちから正しい方法で取組むことで、ペットオーナーと愛犬にとって将来的な生活はずっと楽になることでしょう。何か不安なことや分からないことがあれば、ワクチン接種などで動物病院を訪れる際に、獣医師にアドバイスを求めることをおススメします。

トップに戻る

犬の品種についてもっと知る

品種をサーチ

すべての品種を見る
Dachshund puppy jumping in black and white on a white background
このページをシェアする