犬と猫が真の健康を維持するのをサポートします。
Dachshund puppies in black and white

子犬の社会化の方法

社会化とは、新しい光景、音、体験などを子犬にさせていくことを指します。社会化は子犬が世間慣れするのを助けることにほかならず、新しい状況でも落ち着いて行動できるように教えることです。

社会化はどのように役立ちますか?

効果的な社会化は、子犬の心身共に健康的な発育に 長期にわたって大きく影響するため、あなたと子犬が一緒に生活していくうえで重要です。子犬の社会化には数週間しかかかりませんが、生後数ヵ月に学んだことは、生涯使える手引きとなります。

  • 攻撃的な行動を減らす
  • 人の周りで快適に感じられるのを助ける
  • 身の回りの社会との関わり方を教える
  • 先住犬や他のペットとの理想の関係を構築させる
  • 子犬の自信と自立心を高める
Labrador puppy standing black and white

社会化:4つのエッセンス

1:時間は非常に重要です

社会化を早く始めるほど、ペットオーナーと子犬にとっていろいろなことがより簡単になり、得ることも多くなります。

2:社会化は段階的に進めましょう

一歩ずつ進めましょう。子犬に刺激を与えすぎないでください。

3:子犬のペースで行きましょう

発育速度は子犬ごとに異なります。子犬が過度な不安を感じるような体験を強制することはやめましょう。怖がっていたらいったんやめて、別の日にまた試してみましょう。子犬がおびえていたら、別の状況でトライさせられないか考えてみましょう。

4:正の強化

子犬に新たな環境に触れさせることは重要で、好ましい行動を奨励して定着させるためにごほうび(遊び、食べ物、愛情)で後押ししましょう。

子犬に何を経験させるべきですか?

ここからは、子犬の社会化に役立つ項目、状況、および経験を提案します。

騒音

世界は様々な音であふれています。子犬も最初のうちは怖がるかもしれません。電車、ヘアドライヤー、洗濯機、携帯電話、ケトル、テレビ、音楽、車のクラクション、花火の音。子犬のころにこのような音を聞かせておくことをおすすめします。

Beagle puppy lying down on a rug next to a vacuum

場所

子犬は多くの場合、新しい場所を探検したがります。そのため、人の家や、学校、公園、エレベーター、階段、バス、電車、市場、交差点などに連れて行くと良いでしょう。このような場所は子犬にとって面白い環境であり、様々なものを注意深く発見しながら成長していきます。

American Cocker Spaniel puppy walking indoors behind owner

様々な人との出会いは、子犬の成長と社会化にとって良いことです。子犬に新しい環境に触れてもらうために、穏やかかつ優しい方法で様々な人とふれあいを持たせることを検討すると良いでしょう。ここでいう人々には、獣医師や、制服を着た人、自転車に乗っている人など犬にとって普段見かける機会の少ない人を含めるのも良いでしょう。

Welsh Pembroke Corgi puppy being carried by owner

地形

家の中にも外にもいろいろな場所があり、初めて見る子犬にとってはやっかいなものに映るのかもしれません。まず、街、田舎、ビーチなどに連れていってみてください。子犬を、高さや傾斜の異なる場所や、砂や木やタイル張りの道など色々な場所に連れていくこともお勧めです。成犬になれば、このような地形の変化は気にならなくなります。

Australian Shepherd puppies running outside on a beach

天気

雨、風、雪などのごく当たり前のことも、子犬にとっては特別な体験です。天候、気候、気温の変化に慣れるように、様々な気象条件下で散歩に連れて行ってみてください。品種によっては、体温を保つためや、濡れないようにするための雨具などが必要な場合もあります。

Puppy walking outside in the snow

子犬と一緒に出かける際はどこへ行くにも常に穏やかな態度で接し、その新しい経験が普通であると感じさせることが重要です。

子犬の社会化のスケジュール

最初の数か月間、子犬は新しい経験と学習を非常によく受け入れます。以下のセクションでは、社会化において最も重要な3つの時期と、これらの時期に実行するべきことについて説明します。

出生~2ヵ月

 母親と兄弟と一緒に過ごす最初の2ヵ月は、子犬の効果的な社会化にとって不可欠です。学習した行動、遭遇した経験、人とのかかわり、母親の健康と気質はすべて、行動の発達に大きな役割を果たします。ペットオーナーになろうという方は、時間をとってブリーダーを訪問し、次のことを確認する必要があります。

ブリーダーと一緒に暮らしている環境について調べましょう

母親と兄弟の気質や行動によって、恐怖を感じていないか確認しましょう

ブリーダーから母親や兄弟へ注がれる関心と愛情の度合いも把握しましょう

新しい家に移動する前に、ブリーダーが定期的に子犬の発育について情報を共有してくれそうか確認しておきましょう

子犬がワクチン接種と寄生虫の駆虫を受けているかを確認しましょう

先住猫や子供がいる場合、この段階で子犬を猫や子供に慎重に紹介してくれるブリーダーを選ぶことがお勧めです。

2〜3ヵ月

子犬が新しい家に到着した瞬間から社会化のプロセスを徐々に開始して、学習体験の機会を作り、良い行動にはご褒美を与えましょう。子犬のワクチン接種がまだ完全に終わってない場合でも、獣医師が許可するのであれば、抱っこするなど安全に外に連れ出して、人に会わせたり、庭で遊ばせたりしても良いでしょう。ただし犬に関しては、完全にワクチン接種が完了している犬にのみに会わせるようにしてください。

この時期に大切なこと

リードを使った散歩に子犬を慣れさせましょう

しつけ教室に参加してみましょう

面識のない人に突然飛び付かないなど、ルールを決め始めましょう

子犬を慎重に隣人や友好的な他の犬に会わせましょう

徐々に街の音に慣らしましょう

子犬が家の外の「安全な」場所や庭を探索できるようにしましょう

3〜4ヵ月

すべてのワクチン接種が完了すると、ペットオーナーも子犬も自信を持って外をさらに探索し始めることができます。この時期は、子犬にとって重要な学習期間です。したがって、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、社会化により多くの労力を注ぐことができます。すべての努力がきっと報われます!

この時期に大切なこと

より多くの面識のない人や同僚にも子犬を会わせてみましょう

家の近くのエリアを探索するため、外に連れ出しましょう

ビーチ、公園、街中など、新しい体験ができる場所を定期的に散歩してみましょう。

犬を飼っている友達と定期的に会いましょう。犬にとってこれが一番の交流になります。

リードをつけて定期的に散歩に連れて行きましょう

人に行儀よく挨拶する方法を教え、言葉の合図によるトレーニングを始めましょう

人の往来が激しい場所や混み合った場所にも子犬を連れて行ってみましょう

リードをつけた状態で慎重に、そして子犬のペースで人混みに行ってみましょう

ショップ、カフェ、公共交通機関を経験させてみましょう

子犬をいろいろな場所に連れていく

よくある質問

子犬の脳は継続的に発達していくので、短期間で多くのことを学ぶようになります。この「社会化の窓」の期間中、子犬は新しい状況や出会いをどんどん受け入れます。そのため、この期間中に新しい体験をさせることは、将来の心身の健康に大きなプラスの影響を与える可能性があります。

12週齢のブースター接種が済むまで子犬を屋外に出してはいけないというのは、よくある誤解です。子犬はこの時期にさまざまな病気にかかりやすいということはありますが、まったく外に出してはいけないということではありません。注意して、感染のリスクが低い場所にのみ連れて行くなら、8週齢以降、子犬を外に出し始めることができる場合があります。獣医師に相談してみましょう。

子犬は怯えると、くんくん鳴く、こわばる、尻尾を脚の間に入れる、噛みつく、吠えるなど、様々な行動をとります。愛犬が人や状況、騒音などに怯えていると思った場合は、落ち着いて再び食事をとれるまで、その原因から少し距離を置くようにしてください。もう一度その新しいことに挑戦できる程度まで愛犬が落ち着いたと感じたら、再度挑戦させてみて、うまくできたらご褒美を与えてください。子犬がまだ怖がる場合は、また距離を置いて様子を見ます。子犬の反応についてわからないことがある場合は、プロのトレーナーまたは獣医師に相談してください。

子犬が心穏やかに過ごすためのヒント

新しい体験を最も受け入れやすい、子犬期に社会化を開始しましょう

子犬に新しいことを紹介する際は、一歩ずつ、そして定期的に経験させていきましょう

子犬に良い経験をできるだけ多くさせる

子犬が新しい状況に対して奇妙に、または自信なさげに反応している場合は、気を紛らわせましょう。応援し続けて、ときにはご褒美をあげましょう

新たな経験に飛び込む前に

新しい環境や経験と深く関わらせる前に、それを冷静に観察する機会を子犬に必ず与えるようにしてください。子犬に新しい環境や人、場所などに少しの時間も与えずに無理に順応させようとしたり、理解させようとすることは、否定的な記憶や悪い行動につながる可能性があります。ここで、そのプロセスを支援する簡単なヒントを3つ紹介します。

子犬のトレーニング

トレーニングは子犬の社会化に重要な意味を持ちます。きちんとトレーニングされている子犬はより健康で幸せになります。

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