子犬のお迎え当日、夜、1週間の過ごし方
新しい子犬を家に迎え入れることはとても心躍ることですが、初めの頃はあなたにとっても子犬にとってもストレスになる可能性があります。ここでは、子犬が心穏やかに過ごせるよう、子犬をお迎えした当日や初めての夜、そして数週間の期間で気を付けたいことをいくつか紹介します。
(子犬を家族に対面させるときのポイントはこちら)
子犬のお迎え初日の過ごし方
お迎え初日は静かに過ごす
家での新しい光景や音、匂い、そして母犬との離別は、子犬にストレスを感じさせているかもしれません。子犬のストレスを増やさないように、迎え入れ初日は特に静かに過ごしましょう。
外に連れていく
外に出るための条件が整ったら庭や敷地の外に連れていき、トイレを済ませましょう。トイレが済んだら明るい声でほめてあげてください。
子犬に探索させてあげましょう
外から帰ってきた後は、家の中の囲まれた安全な場所に入れて、自由に匂いを嗅がせたり探検させたりしてあげましょう。
常に見守りましょう
子犬があなたの家の中や庭に慣れるまでは、常に見守っていましょう。あなたが子犬のところへ行くのではなく、子犬があなたのところにかまってもらいに来るまで待ちましょう。人に触られすぎると、疲れてしまうことがあります。
子犬にベッドを見せる
子犬のベッドに安心できる香りのついたものと、寄り添うための毛布を入れます。近くに大きな音でカチカチと鳴る時計を置くと、母親の心拍の音だと思わせることができるので、子犬がリラックスするのに役立つこともあります。
子犬は新たな環境で何が起こるのか知りたがっています。食事、トイレ、運動、およびグルーミング習慣の計画を立てて、子犬を迎え入れた初日から実行しましょう。子犬を連れてくる前にブリーダーが行っていた習慣がわかっている場合は、子犬が落ち着くまで同じことを続けるのが最善です。
子犬のお迎え初日(夜)の過ごし方
子犬用クレートを使いましょう
子犬を迎え入れてからしばらくの間は、クレートのほうがバスケットよりも優れたベッドとなります。クレートの中で守られている感覚があるからこそ、子犬は安心してペットオーナーを見たりペットオーナーの匂いをかいだりできます。
(クレートトレーニングの実践方法はこちら)
子犬が夜に鳴いたときの対処法
トイレに行きたくて子犬が夜に鳴いているようであれば、トイレの場所に連れて行きましょう。寂しさや怖さが原因で鳴いているときは穏やかな声で話しかけて安心させます。このとき、触ったり一緒に遊ぶということはしないでください。鳴いたときに世話をしすぎると、今度は鳴いて気を引こうとするようになるかもしれません。しかし、鳴いているのに無視すると、不安やストレスが生じる可能性があります。
子犬は疲れやすく、心身の健康的な発達の ためには多くの睡眠が必要です。したがって、十分な休息の機会を与えることが重要です。最初は1日に18〜20時間の睡眠が必要です。成犬になると、これは約12〜14時間にまで短縮されます。
子犬のお迎えから最初の食事の与え方
最初は同じ食事を与えましょう
最初の1、2週間は、前のペットオーナーが与えていた食事と同じものを与えましょう。推奨摂取量はフードの袋に記載されていますので、参考にしましょう。食事を突然変更するとストレスになり、消化不良を引き起こす可能性があります。
静かに食べられる場所を与える
ペットオーナーや他のペットが食べる場所から離れた場所にしましょう。子犬が不安を感じたり防衛心を起こさないように、食事中はそっとしておきましょう。
食事のスケジュールをたてる
食事の時間を知らせることで犬は安心するので、初日から食事のスケジュールをたてましょう。離乳中は1日に4回の食事が必要です。そして、少なくとも4ヵ月齢になるまでは、1日3回の食事が理想的です。不明な点がある場合は、獣医師にアドバイスを求めて ください。
子犬の栄養と食事の与え方について学ぶ
幼い犬は1日1、2回たくさん食べるよりも3、4回少量ずつ食べるほうが良いとされています。メインの食事の一部を、良い行動をしたときやトレーニング時のご褒美として与えることで、過食を防ぐことができます。
子犬を迎えて慣れてきたら動物病院に連れていく
子犬をお迎えした当日から徐々に家に慣れてきたら、健康診断に連れて行く必要があるでしょう。他の犬と交流する前に犬にワクチン接種を受けさせる必要があるため、獣医師はそのようにワクチン接種スケジュールを組みます。また獣医師は、寄生虫の駆除から栄養面の情報まで、様々なことについてアドバイスをしてくれます。
不安なときは迎え入れ数日後でも連れていく
子犬の健康状態に不安がある場合は、迎え入れ数日後に獣医師に健康診断をしてもらうことが非常に重要です。ペットオーナーに準備ができていれば、子犬にとって良い訪問となることでしょう。また、お世話の方法について詳しく知る良い機会でもあります。
子犬のお迎えから1週間以内に社会化を開始
子犬の社会化について学ぶ
子犬を大人、子供、ペットに紹介する方法
面識のない人や他の動物に会っておくと、子犬の成長につれて直面する出会いに備えることができます。しかし、正しい方法で紹介することが大事です。
子犬のお迎えから1週間以降に習慣化を開始
トイレに連れて行く
幼い子犬は尿意をコントロールできず、食べたり、飲んだり、寝たり、遊んだりした後すぐにトイレに行く必要があります。朝一番、各食事の後、昼寝の後、就寝前には、子犬をトイレの場所に連れていきます。「トイレ」などの同じ単純なコマンドを使用します。また、子犬が行ったり来たりする、床の臭いを嗅ぐなど、トイレに行きたがっているサインに注意を払いましょう。
フードの給与
毎日同じ場所で同じ時間に子犬にフードを与えるようにしてください。そうすることで、いつフードをもらえるのかを理解するようになります。子犬を家に迎える頃には離乳して、ほとんどの犬が1日3食、食べるようになっています。
運動
運動は子犬の日常生活に欠かせません。運動は健康の維持に役立ちます。ワクチン接種が済んだら散歩に出かけられるようになります。1日2回散歩に連れて行き、最初のうちは1回15分以内に制限するのがよいでしょう。
行動
子犬には優しく接しないといけませんが、ソファに登ってはいけないなどの家のルールを理解できるように、最初から方針を変えないことが重要です。
しつけ教室
子犬のワクチン接種が済んだら、しつけ教室に入れて社会化と適切な行動を身につけさせることを検討しても良いでしょう。しつけ教室で学んだことは、毎日忘れずに復習しましょう。
(子犬のしつけに関する詳細はこちら)
運動
就寝前に充分な運動をするとよく眠りますので、夜になってから2回目の散歩をするとよいでしょう。
トイレに連れて行く
就寝前に散歩に連れて行くと、子犬はトイレに行く機会を得ます。散歩に出ないときは、就寝時になったらいつものトイレに連れて行きましょう。幼い子犬は夜中も3時間ごとにトイレに行く必要があります。
交流
最初のうちは、ペットオーナーの寝室のそばにクレートを置いてそこで寝かせると安心するでしょう。ただし、子犬を寝かしつけたあとの交流は最小限にしてください。鳴いても抱きかかえず、安心させる声でなだめましょう。トイレに連れて行くときには、静かに落ち着いて行動しましょう。
子犬を迎えてから初めての散歩
子犬のワクチン接種スケジュールが完了し、他の犬と交流しても大丈夫なことを獣医師が確認したら、1日2回程度、散歩に連れて行きましょう。子犬を迎えてから初めてする散歩は子犬にとって重要なイベントです。ペットオーナーにとっても子犬に最初の散歩を楽しんでもらうことでそれ以降、落ち着いて元気に散歩を楽しんでもらえるようになることは喜ばしいことです。
最適な首輪とリードを選ぶ
子犬に最適な首輪とリードのタイプについて、獣医師にアドバイスを求めてください。最初は伸縮式リードが便利です。首輪が子犬の首を常に引っ張らなくてすむからです。首輪がしっかりとフィットし、頭からすり抜けないにように調節しましょう。
自宅で練習する
子犬を首輪に慣れさせて、子犬が安心できる場所に行ってみましょう。徐々にリードを短くし、子犬にあなたの後をついてくるよう教えます。リードを引っ張るのではなく方向を変えるたびにかがんで、子犬にも同じことをするよう促します。
穏やかで静かなエリアを選択する
子犬を初めて屋外の散歩に連れて行く場合には、静かなエリアを選びましょう。大きな音のする場所やにぎやかな歩道は、子犬が怖がる場合があります。
短時間で済ませる
子犬の最初の散歩は、疲れ過ぎたり困惑したりしないように5~10分程度で済ませましょう。その後、数日から数週間のうちに、様子をみながら15〜20分くらいにのばしていくことができます。
4〜16週の間に子犬の脳はどんどん発達していき、新しい経験を受け入れる意欲も増してきます。この時期が新しい体験をさせ始めたり、基本的なトレーニングを開始したりするのに理想的な時期です。様々な光景や音、匂い、感触、人、他のペットを知らずに育った子犬は、成長するにつれて行動や感情の問題を起こす可能性があります。
