子犬の飼い始め初日から1、2週間で飼い主が気を付けたいこと

新しい子犬を家に迎え入れることはとても心躍ることですが、初めの頃はあなたにとっても子犬にとってもストレスになる可能性があります。ここでは、子犬が心穏やかに過ごせるよう、飼い始め初日から数週間の期間で気を付けたいことをいくつか紹介します。(子犬を家族に対面させるときのポイントはこちら

English Cocker Spaniel puppy black and white

飼い始め初日の子犬との過ごし方

母親や兄弟と別れた日は、子犬にとって大変な一日です。これから紹介する大切なヒントを参考に、子犬にとってあなたと一緒にいる時間が幸せにくつろげる時間になるようにしましょう。 

子犬は新たな環境で何が起こるのか知りたがっています。食事、トイレ、運動、およびグルーミングの習慣の計画を立てて、飼い始めた初日から実行しましょう。子犬を連れてくる前にブリーダーが行っていた習慣がわかっている場合は、子犬が落ち着くまで同じことを続けるのが最善です。

子犬との飼い始め初日の夜の過ごし方

人間の赤ちゃんと同様に、最初の夜から落ち着いて眠れる子犬もいれば、慣れるまで眠れない子犬もいます。忍耐強く、着実にこれらのヒントに従ってください。

子犬は疲れやすく、心身の健康的な発達の  ためには多くの睡眠が必要です。したがって、十分な休息の機会を与えることが重要です。最初は1日に18〜20時間の睡眠が必要です。成犬になると、これは約12〜14時間にまで短縮されます。

初めて子犬にフードを与えるとき

初めてフードを与えることは大きな節目となります。現時点で子犬が必要とするものを理解することは、愛犬の健やかな成長を実現するために非常に大切です。

最初は同じ食事を与えましょう

最初の1、2週間は、前のペットオーナーが与えていたフードと同じものを与えましょう。推奨摂取量はフードの袋に記載されていますので、参考にしましょう。食事を突然変更するとストレスになり、消化不良を引き起こす可能性があります。

静かに食べられる場所を与える

ペットオーナーや他のペットが食べる場所から離れた場所にしましょう。子犬が不安を感じたり防衛心を起こさないように、食事中はそっとしておきましょう。

食事の スケジュールをたてる

食事の時間を知らせることで犬は安心するので、初日から食事のスケジュールをたてましょう。離乳中は1日に4回の食事が必要です。そして、少なくとも4ヵ月齢になるまでは、1日3回の食事が理想的です。不明な点がある場合は、獣医師にアドバイスを求めて ください。

子犬の栄養と食事の与え方について学ぶ

幼い犬は1日1、2回たくさん食べるよりも3、4回少量ずつ食べるほうが良いとされています。メインの食事の一部を、良い行動をしたときやトレーニング時のご褒美として与えることで、過食を防ぐことができます。

how to transition onto new food illustration

子犬の食事を安全に変更する方法

子犬の消化器系は繊細で、突然の変化にうまく対応できません。フードを切り替える準備ができたら、胃の不調を避けるために慎重にゆっくりと行うことが重要です。子犬の食事を安全に変更する方法を説明したロイヤルカナンのガイドをご覧ください。

詳しい記事はこちら

子犬に食事を与える

ペットオーナーが子犬にとって理想的な栄養と食習慣を理解することは、子犬が健康的なスタートを切るのに役立ちます。

食事についての記事はこちら
Labrador puppy black and white eating from red bowl
Golden Retriever puppy sitting on a table being examined by a vet

飼い始めて子犬が少し慣れてきたら動物病院に連れていく

家に少し慣れたあと、子犬を健康診断に連れて行く必要があるでしょう。他の犬と交流する前に犬にワクチン接種を受けさせる必要があるため、獣医師はそのようにワクチン接種スケジュールを組みます。また獣医師は、寄生虫の駆除から栄養面の情報まで、様々なことについてアドバイスをしてくれます。

子犬の社会化は飼い始め1週間以内から

子犬を迎えてから最初の1週間で始められる社会化の方法をいくつか紹介します。

子犬の聴覚はとても繊細ですので、音で怖がらせてしまうことがあります。子犬を迎えてから最初の週にヘアドライヤー、ドアベル、音楽、掃除機などの音を聞かせましょう。遊んだり食べ物のご褒美をあげながら、この体験を子犬にとって嬉しいものにしていきましょう。最初は怖がらないように音を小さくしておいて、子犬が慣れてきたら徐々に大きな音を聞かせましょう。

子犬は、様々な環境、地形、障害物に対処する方法を学ばなければなりません。階段や段差、さまざまな環境があることを教えて、学びを助けてあげましょう。

動物病院に行くのでも、ちょっと外出するだけでも良いのですが、いずれかの機会を使って、早い段階で子犬を車に乗せる必要があるでしょう。早い段階で車に慣れさせておくことは今後に役立ちます。

獣医師は子犬を鼻先から尻尾までチェックします。抱かれて体 全体をなでられることに慣れさせ、最初からこれが快適な体験であることを教えるのがベストです。

夜間クレートで寝るように、日中もクレートの中で過ごすことに子犬を慣らしておくことは良いことです。これはたとえば、訪問者がいる間、子犬を安全な場所に入れておきたい場合に役立ちます。子犬が夜クレートで寝るようになる前に、クレートに慣らしましょう。

子犬は様々な人と交流する必要があるため、家族全員が時間をかけて子犬との絆を深めるようにしてください。食事、トイレ、トレーニング、グルーミングなどでの触れ合いは、絆を深めるのに良い機会となります。

Dachshund puppies in black and white

子犬の社会化について学ぶ

ペットオーナーとしてのあなたの責任の一つは、子犬が社会に慣れ、新しい環境でも落ち着いた行動できるようにすることです。徐々に新しい経験をさせて社会化していきましょう。

社会化についての記事はこちら

飼い始めて1週間経ったら習慣化を進める

最初の数日間から数週間は、子犬が家族にうまく溶け込み、健康で落ち着いて行動できる犬に成長するために重要です。できれば最初の1週間は休暇をとることをおすすめします。その後は子犬が安心して、どう振る舞ったらよいかを理解するのに役立つように習慣を確立することに集中できます。

子犬の初めての散歩

子犬のワクチン接種スケジュールが完了し、他の犬と交流しても大丈夫なことを獣医師が確認したら、1日2回程度、散歩に連れて行きましょう。最初の散歩は子犬にとって重要なイベントです。ペットオーナーにとっても子犬に最初の散歩を楽しんでもらうことでそれ以降、落ち着いて元気に散歩を楽しんでもらえるようになることは喜ばしいことです。

以下の手順に従って、子犬の初めての散歩を成功させましょう。

4〜16週の間に子犬の脳はどんどん発達していき、新しい経験を受け入れる意欲も増してきます。この時期が新しい体験をさせ始めたり、基本的なトレーニングを開始したりするのに理想的な時期です。様々な光景や音、匂い、感触、人、他のペットを知らずに育った子犬は、成長するにつれて行動や感情の問題を起こす可能性があります。

子犬のトレーニング

社会化に加えてトレーニングを行うと、いろいろな場所に自信をもって連れて行けるようになるでしょう。

トレーニングの記事はこちら
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子犬のしつけ方

多くの子犬は最初に家に連れて帰ってきたときには、まだ完全にしつけがされていません。子犬が日常的な習慣として行ってほしい行動を覚えられるように 、ペットオーナーがそれらの行動に注意を払うことで、些細なトラブルを最小限に抑えることができます。

子犬のしつけについての記事はこちら
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